甘酒はお酒じゃない?お米からできたアルコールゼロの発酵食品、甘酒とは

甘酒はお酒だと思っている方も多いのでは?甘酒はアルコール度数ゼロ、かつ実は発酵食品なのです。昔から日本人に親しまれてきた甘酒の魅力をお伝えします。

【目次】

  1. 甘酒ってどんなもの
  2. 甘酒の種類
  3. 甘酒が甘いのはなぜ
  4. Amazake Lab.おすすめ、家庭での生の麹甘酒の作り方
  5. もっと手軽に生甘酒を楽しみたい方

1.甘酒ってどんなもの

甘酒は名前に“酒”と入っていることから、アルコールが含まれていると思っている方も多いのではないでしょうか。実は甘酒はアルコール度数ゼロの飲み物です。ではなぜ甘酒という名前なのか、と思いますよね。それは、昔作り酒屋が甘酒を作っていたから甘酒と呼ばれるようになったという説があります。
米麹で作る甘酒はアルコール度数はゼロですが、酒粕で作る甘酒にはアルコールが少し含まれているので、ご自身で購入される際は原材料表示を確認した方が良いでしょう。

お正月に初詣に行ったことのある方は、神社で参拝客に甘酒が振る舞われているのを見たことのある方もいるのではないでしょうか。
もともと甘酒は米農家がお米の収穫への感謝、そして新年の豊作を願い収穫したお米で作り新年に奉納する風習があったそうです。甘酒は神様から授かったお米からできているという点と、お正月の寒い時期に参拝客に暖を取ってもらうために振る舞うという点で神社で振る舞われるようになったそうです。酒粕の甘酒は、お酒をしぼった残り粕である酒粕をお湯に溶いて飲まれるようになり、下級役人や市民が飲んでいたそうです。

甘酒というとお正月やひな祭りなど特別なイベントの時に飲むイメージがありましたが、少し前から再度注目されるようになりました。江戸時代から夏バテ防止の飲み物として人々に飲まれてきているという背景から、日本人の体質に合った健康ドリンクと言えるのではないでしょうか。

2.甘酒の種類

甘酒は麹からできているものと酒粕からできているものの二種類に分かれます。麹から作られているものはアルコールゼロで、酒粕から作られているものは微量ですがアルコールが含まれています。
(Amazake Lab.の甘酒は麹から作られているので、アルコールが気になるという方にも安心してお飲みいただけます!)

さらに麹甘酒の中でも、生甘酒と加熱処理された甘酒とに分かれます。麹甘酒は麹の発酵によりできるものですが、高温で加熱処理をしないと発酵が進んでしまい甘酒の入った瓶が割れてしまったり、カビが発生しやすくなります。このような理由から、スーパーなどで販売されている甘酒は加熱処理をされているものが多いと言われています。

対して、生甘酒は一般的に加熱処理がされていない甘酒です。生甘酒と加熱処理された甘酒の最大の違いは酵素が含まれている量と言えるでしょう。酵素は熱に弱いと言われており、熱が加わることにより酵素の力が奪われてしまいます。つまり、加熱処理されない生甘酒には酵素がたくさん含まれているというわけです。

酵素が私たちにとってどれほど大切かと言うと、私たちが食べ物を消化するのにも酵素が必要ですし、風邪や発熱など身体の不調がある時にも酵素が消費されます。その大切な酵素は、実は私たちの身体の中で酵素を作り出すことができないため、食べ物から摂取する必要があると言われています。私たちの身近にある発酵食品がまさに酵素を補う食べ物とされていますが、その中でも酵素を豊富に含んだ食べ物を摂取したいという方には、生甘酒がおすすめです。

また、そのままの状態の「濃縮タイプ」と、希釈した「ストレートタイプ」があります。濃縮タイプはそのままの通り「濃縮」や「甘酒の素」、ストレートタイプもそのままの通り「ストレートタイプ」と表記されていることが多いです。濃縮タイプは、お好みの飲み方で自由に濃さを変えたり、スムージーにしたりデザートやソースのように使ったりと、アレンジの幅が広いのが特長。色々と活用して楽しみたい方にぴったりです。ストレートタイプは、ぱっと手軽に開封して飲むことができるので、手軽に楽しみたい方におすすめです。

ご自身のライフスタイルや、用途によって使い分けてみてはいかがでしょうか。

3.甘酒が甘いのはなぜ

麹甘酒の原材料は、お米、麹、水です。砂糖を加えていないのに、麹甘酒はとても甘くなります。それはなぜでしょうか?
甘酒を作る過程で、米麹の麹菌がうみだした酵素がその後、麹が作り出す酵素のひとつ、アミラーゼがお米の中のデンプンをブドウ糖に変える”糖化”という作用を起こすことにより甘酒は甘くなるのです。

甘酒の甘さについて、詳しくはこちらの記事で紹介しています。

4.Amazake Lab.おすすめ、家庭での生の麹甘酒の作り方

生甘酒は実は家庭でも作れます。とても簡単なので一度挑戦してみてください。

【材料】
・米こうじ 300g(乾燥麹より生麹がおすすめ)
・水(ぬるま湯)60℃以下 400cc(乾燥麹を使用する場合はプラス100cc)

【作り方】※炊飯器を使う方法
①清潔な内釜にぬるま湯(60℃以下)と米麹を合わせて混ぜる。
②内釜をセットし、上から清潔なふきんをかけ、炊飯器のフタを半分開けて保温スイッチを入れる。
③保温8時間以上で、甘味が出ていればできあがり!

【注意点】
・保存は、密閉容器で冷蔵庫で1週間ほど、冷凍庫で1ヵ月ほど可能。空気に触れると変化していくので早めに消費しましょう。
・お好みでハンドブレンダーやミキサーでなめらかにすると使い道が広がります。
・水と米麹を同量にすると甘麹(調味料)として使いやすい状態となり、砂糖やはちみつの代わりに使うことができます。

作り方の動画をAmazake Lab.のホームページで分かりやすく紹介していますので、こちらからぜひご覧ください。

5.もっと手軽に生甘酒を楽しみたい方

生甘酒を試してみたいけれど、自分で作るのはちょっと…という方は、Amazake Labで生甘酒を購入することができます。 Amazake Labは生の甘酒にこだわり、素材本来がもつ本物の甘みやうま味を楽しめるよう、まろやかですっきりと仕上げました。甘酒が苦手という方でも楽しんでいただけています。

生こうじあまざけ

「生こうじあまざけ」ではドリンクとして生甘酒を楽しめるだけでなく、フレーバーも楽しんでいただけます。

「Amazake Paste Koji Rich」は生こうじあまざけよりもさらに濃い、ペースト状の超濃縮タイプで通常のあまざけに比べ水分が少ないため、お砂糖代わりの自然な甘味料としてお料理やお菓子作りでお使いいただけます。Amazake Lab.の生甘酒を使ったレシピはホームページで紹介しておりますので、いろんなレシピに挑戦してみてくださいね。

「甘酒はお酒じゃない?お米からできたアルコールゼロの発酵食品、甘酒とは」への2件のフィードバック

  1. ピンバック: いつもの朝ごはんにちょい足し!気軽に始める「朝のあまざけ習慣」 - Amazake Lab.

  2. ピンバック: 腸活アカデミー副理事・岡田芙美さんオススメ、腸活に麹甘酒 - Amazake Lab.

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